商店街

【東京都】『柴又帝釈天参道商店街』人呼んでフーテンの寅と発します。②

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さて、前回に引き続き、柴又帝釈天参道商店街になります。
今回は商店を中心に紹介していこうと思います。

柴又帝釈天参道商店街のおすすめ店

①松屋の飴

私は柴又公園の駐車場に車を停めて訪れたので、帝釈天側からチェックインしたのですが、一番最初に目に入ってきたのが、たんきりセキトメ飴の看板。
そしてその横で軽快なリズムを奏でる職人さん2人。
店先には様々な種類の飴が並んでいます。

その中で一番人気というセキトメ飴を購入。
包み紙もまた良いのです。
味は生姜とシナモンが効いた、なんだか懐かしい味。私の妻はあまり喉が強くないので、セキトリ飴は重宝されると思います。と思いきやボリボリ噛み砕いて味わっていました。今は咳が出ていませんからね。

松屋の飴の歴史

松屋の飴総本店は明治元年、深川門前仲町にて 松屋の飴として創業。
松屋の飴3代目の祖父が柴又帝釈天参道に移り住んだのは昭和9年の事。
続く4代目の父は先代からの ”寄ってけ!買ってけ!”の包丁による巧みなリズムの飴切り音頭を継承し、「日本の音,風景百選」に選ばれました。現在は5代目が松屋の飴総本店150年の歴史を守り続けているそうです。

松屋の飴総本店
東京都葛飾区柴又7丁目6番17号

営業時間
AM8:30~PM5:30
日曜・祭日は通常営業、平日に一日休店。
※包丁による飴切りの実演は夏場を除く日曜・祭日に行っております。

②天婦羅 大和家

例の如く、ぐぅ〜と商店街中に響き渡るお腹の音に耐えられず、食事処を探していると、フワ〜っと良い香りが。そしてこれはずるい!店先で揚げているではないですか。
吸い込まれるように店内へ。。。
メニューメニューは、と。
えぇ〜い!今日は奮発じゃあ!

上・天・丼!

わーい!拍手喝采。
タレが足りなければ足してくれますと。基本的には味濃い目が好きな私ですので、これはお願いすることになるかしらと思いつつ一口いってみると。
うまーい!タレ追加なし決定。
ザクッと巨大な衣と、なんとも絶妙な甘辛いタレ。胡麻油が効いています。
これが古くから柴又で親しまれてきた天丼か。
ご飯が進みます。
味噌汁は優しいお味でまたバランスが良いのです。
ということでゆっくり味わうどころか、一瞬にして食べ切ってしまいました。
これが江戸っ子の食べ方かい!?
(江戸っ子にとってのお寿司は、常に忙しない江戸っ子が昼飯にサクッと食べられる食べ物として親しまれていたと以前知人から教わりました。)

大和屋の歴史
1885年(明治18年)創業
『男はつらいよ』の撮影中に渥美清さん(寅さん)と山田洋次監督が通っていたようです。ちなみに寅さんは上天丼がお好きだったそうで。店内にはたくさんの写真やサインが飾ってありました。

大和屋
東京都葛飾区柴又7丁目7番4号

営業時間
AM9:00~17:00
[飲食] 11:00~16:00※不定休


③ハイカラ横丁

メインを抜け、柴又駅に近づくと、何やら昭和レトロの詰まった看板が出てきました。

本当にここは今、令和なのでしょうか。
昭和に憧れる平成生まれの私は感激してしまい、随分長い時間外観を眺めていました。完全に変な人だったでしょう。
愛用しているCONTAXのフィルムカメラが先日壊れてしまいまして、、あの子で撮りたかった(泣)。


店内は懐かしの駄菓子屋さんでした。
私が幼い頃は家のそばに駄菓子屋さんがあって、毎日通っていました。
平成初期ですから、既に街の駄菓子屋さんは少なくなっていたのでしょう。
しかし大学生になり、バンドメンバー4人でオンボロの一戸建てを借りて住んでみたら、偶然家の目の前に駄菓子屋さんがあり、これまた子供のように通っていたのを思い出しました。全然当たりが出ないよおばちゃん!って言いに行ってました。

平成生まれの私でも十分懐かしさを味わえたのですから、私より上の世代の方々にとってはもっともっと懐かしく、色々と感じられるものがあるのではないでしょうか。
逆に駄菓子屋と出会っていない下の世代の子たちにとっては新鮮で、おもちゃ箱を開いたような、駄菓子屋さんのワクワク感を味わえるかもしれないですね。
2階には「おもちゃ博物館」があります。
『こちら亀有公園前派出所』の両さんが子供と一緒におもちゃで遊ぶシーンがよく描かれていますが、葛飾区には多くのおもちゃメーカーがあったようです。
葛飾柴又は、昔から駄菓子屋さんとおもちゃ屋さんと密接な関係にあったのですね。

ハイカラ横丁/おもちゃ博物館
東京都葛飾区柴又7丁目3番12号

営業時間
AM10:00〜18:00
定休日 不定休(年間数日程度)
おもちゃ博物館は土・日・祝日のみ開館
開館時間
AM11:00〜18:00

まだまだ、紹介したいスポットが山ほどあるのですが、ここらへんで一度締めましょう。
寅さん、また会いにきますね。
情緒溢れる下町、「葛飾柴又」を是非訪れてみてください。