こんにちは!商店街コンサルタントのみッちゃんです!引き続き、草津温泉特集になります。心も体も温まる大好きなスポットです。
草津温泉の歴史
草津温泉発祥には諸説あるそうですが、鎌倉時代が開かれた翌年の1193年には、浅間山荘での狩りの途中に源頼朝が立ち寄り入浴されたと伝えられているそうです。
ゆかりの地とされるのが、源氏の象徴である白旗から取られた『白旗の湯』です。
観光イベントで有名な「湯もみショー」ですが、湯もみは元々は湯に入る人が自分自身で行って温度を下げて入浴をされていたそうで、それがまた入浴前の準備体操も担っていたそうです。今で言う「ヒートショック現象」の防止にもなっていたのですね。
下呂、有馬と並ぶ日本三名泉と呼ばれる草津温泉ですが、無料で入れる共同浴場が19ヵ所あります。その中で観光客も入れる温泉は3ヵ所です。
悲しいことに、観光客と地元の方とのトラブルや、コロナ感染防止対策の一件もあり、制限しなくてはならなくなってしまったとの声もありました。
*共同浴場は地元の方の生活のために設置され、地元の方々が管理をされているものです。観光で来られた方は「もらい湯」であるという気持ちを忘れずにマナーを守って利用しましょうね。
白旗の湯
草津共同湯の中で一番大きいのが「白旗の湯」です。一番歴史が古いと言われる「白旗源泉」の湯です。
湯船から脱衣所から見えはしますが、貴重品の管理には要注意。基本的には持ち込まないように、と言われています。
さて、どうやら透明な方が「あつ湯」、濁り湯の方が「ぬる湯」とのことだったので、まずは「ぬる湯」で掛け湯をしたところ、熱すぎて1人でプチパニックを起こしました。(浴場にはたまたま私しかいませんでした)
「あつ湯」「ぬる湯」なんて呼ばれ方に騙されてはいけません。
『超あつ湯』『あつ湯』と呼び方を変えましょう。
なんてのは冗談で、
心を穏やかにして、しっかり頭から掛け湯を行い、ゆっくり入っていけば肩まで浸かれました。(湯の中で少しでも動くとアッチアチ!)
とろみがあって、芯まで冷えていた体が一瞬で温まります。
正直、これだけでも草津温泉を訪れた甲斐があるのではないでしょうか。
これが無料で入れるのですから、草津には本当に頭が上がりません。
千代の湯
こちらは『千代の湯』です。浴槽が1つ、4人ぐらい用でしょうか。
先ほどの白旗源泉とは異なり、観光客が入れる共同浴場では唯一の湯畑から来る湯畑源泉の湯です。
更に草津湯の醍醐味であるとされる「時間湯」が体験できる浴場らしいのですが、私が訪れたのは水曜日で定休日だったようです。
白旗の湯での経験を生かし、心を落ち着かせて掛け湯をしっかりして、肩まで浸かりました。(ひとりだったので少々うめき声のようなものが出てしまいました)
体感で言うと、白旗の湯が47度ぐらいだとして、千代の湯が45度ぐらい。
どちらも高温なんですが、白旗の湯の後だからか、千代の湯は少し心に余裕がありました。
白旗源泉より若干硫黄の香りが少なくサラッとしたようなお湯でした。
本当に体が芯まで温まって感謝感謝です。
草津共同浴場でのマナー
先述のとおり、草津共同浴場は草津町が草津町民の為に建設したもので、中には地元の方からの寄付金を使用して建てられたものもあるそうです。
また、浴場の清掃や管理なども草津町民の方々が全て行っており、決して「観光客向け」に建設されたわけではない、ということを念頭に置いて利用する必要があります。
*草津温泉旅館協同組合さんのページから抜粋いたします。
・各地区の共同浴場に提示してあるルールやマナーなどに注意してご利用ください。
・共同浴場へ行かれる方は、タオルを持参してください。
・共同浴場は、トイレが使用できない所もあります。
・入浴中は、大声を出したり、騒いだりするのは止めましょう。
・水を出して温度を下げたい時は、他の入浴者の許可を得ましょう。
・また、後から入る人の為に、 あまり水を入れすぎないようにお願いします。
・浴槽に流されている温泉を止めるのは、おやめ下さい。
・浴槽に持参したタオルを浸さないようにして下さい。
・浴室から出る時は、脱衣室を濡らさないように、軽くタオルで体を拭きましょう。
・脱衣室の床を濡らした時は、拭き取ってから、お帰り下さい。
・後から来た人が、気持ち良く利用することができます。
町民の方と一緒になった場合は、「こんにちは」など、挨拶も大切にしましょう。
草津温泉が好きで今までも何度も訪れてはいましたが、今回初めて共同浴場をお借りしました。
本当に素敵な温泉ですし、町民の方に支えられて成り立っているのも実感できました。
この先ずっと続いてくれるようにも、しっかりと守っていきたいと思いました。
また行きたい、草津!